柴犬を飼おう!!

柴犬のいる田舎暮らし

採種

家庭菜園では、種や苗が、余る。

今年も園芸店で、さつまの苗が50本では多すぎるので、10本でと、お願いする お客がいた。

種については 1ml 入っていないものもあるが それでもアブラナ科の タネは小さいので 余ることが多い。

例えば 今年のキャベツなど 私が播いて余った苗を 友人が 100本ほど持って行った。 一袋の キャベツの種から 換算すると キャベツ一個1円となる。

しかし 今は 種のほとんどが 交配品種である。 一代限りということである。

これは 良い点と悪い点がある。

良い点は 美味しいとか育てたいとか 悪い点は 日本人が ずっと育て守ってきた 野菜の 種が消えるということである。

F1品種、交配品種は、生産販売には
欠かせない。

家庭菜園では、昔からの固定種でもF1品種でも良い。

今年は、固定種の鹿ヶ谷南瓜と冬瓜の実生栽培に挑戦している。

髙菜の種と富士早生キャベツの種を今週採った。

髙菜の種は、100ml。

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キャベツの種は30ml。

どちらも、ナッツのチャック袋を再利用。市販種の100倍。
昨年10月播いたなか畑の隅で残した。キャベツの木?はもう1mの高さになっている。





バブル期前の昭和の日本に戻った気がした。それでなくても、化石燃料のおかげで、楽をしている現代。縄文時代からの日本人の生き抜く知恵はなくしたくない。

祖父の後ろを畑でついて歩いた幼少時代は今より豊であったのは心のゆとりがあったのだと思う。
サラリーマンの給与が1万2万の時代、日の丸弁当が残っていた時代、イジメや自殺が少なかった時代。

そんなのんびりした時代の食を支えてきた固定種の穀物、野菜の種は、金がないと生きて行けない現代でも大事にしたい。



化石燃料が無くなりはじめる30年後、どうやって、欧米、南米、中国から、F1品種の種を輸入するのだろうか。

石油が無くなったとき、トラクター、耕運機は、十分に動くのだろうか。

要らぬ心配より、固定種の守備範囲を広げ、家庭菜園の工夫に知恵をはたらかせることが楽しみ。